第60話 『魔天』(第九号)
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週刊「帰還限界点 連載小説」
☆============================= 第60号 (2009/03/02)=====
『魔天』(第九号)
★連載1〈義経の首塚を追え〉第9回
イザナミは、語りだす。
そもそも、東北と言う土地が何なのかを……。
「私達は、もともと遥か南の地に生きていた。しかし、私が火
之迦具土神を産んだ時、私は死んだ……
その時、イザナギは……夫はそれを認められなかった。
そして悩み始めたのよ。何故人は死ぬのか、何故人が死んだ
後意志を持たぬ骸となり、朽ちていくのか……
唯人がそれを思えば思っただけで済んだ……
しかし、私達は神なのだ。
思ってはいけなかったのだ。
思いは力となり、力は現実となった……
死後の世界が生まれたのよ……
そして、私は黄泉返ってしまった……
でも、もう生在る者とは相容れない存在となってしまった私
は、私の後に同じ思いを抱かれ、黄泉返ってしまった者達を引
き連れ、北に去った……
それが穢れた土地〈穢土(エド)〉だった……
穢土は当時未だ人の生きていける土地ではなかった。更に北
へ北へと旅を続けた私達は、来るなかれと言われた〈勿来(ナコ
ソ)〉すら通り抜け、この土地……今で言う神代市に落ち着いた
のよ。」
そう、なんと彼女は創生の神の一人であり、更にこの東北の
地が黄泉比良坂であるとの告白であった…… (つづく)
記者 御名神
★連載2〈南極の氷塊にうもれたミイラの謎〉第9回
我々は三つのArkに名をつけた。「光ノ軍団ヲ……」と語ったArk
に〈オリジナルM〉と名づけ、「天ヲ覆ス力ヲ……」と語ったArk
に〈オリジナルS〉と名づけ、「混沌ヲ統ベル力ヲ……」と語っ
たArkに〈オリジナルL〉と名づけた。語源は意志と伝説が酷似
している事から、ミカエル、サタナエル、ルシフェルの三大天
使の名をつけた。いや意志をそのまま受け取ってつけたのなら、
神敵サタンと魔王ルシファーと言った方が正確であろう。そし
て更にArkを更に研究していった。我々はそこから得られた知識
や技術を応用する事を始める。メディカルテクノロジー、バイ
オテクノロジー、コンピューターテクノロジー等々、様々な新
技術を世に出し続けていった。すべてはArkの恩恵であった。御
蔭で、当社は企業拡張を始めていく事となる。新技術は世界初
であり、PPTの独占技術である。世界から膨大な金が舞い込み、
研究は更に大規模に、そして急進的に行われていった。だが、
そんな中でも未だ解明できないものもあった。オリジナルSとL
の意志が希薄である事と、オリジナルM、S、L全てが完全に展開
されない事であった。 (つづく)
記者 永瀬
★連載3〈神代オカルト調査ファイル〉第3回
『理科室の骨格標本』
有名な「学校の七不思議」等で語られるもの。
学生時代に学校の理科室、あるいは理化準備室に入ったとき、
彼に出会った事だろう。非日常的な、という表現が当てはまる
ような不思議な感覚を味わった事はないだろうか。実際、記者
が小学1年生の頃、理科室に立っていた彼に近づけなかった覚
えがある。独特な雰囲気をもっているのだ。
よくある「理科室の骨格標本が動く」という怪談は、その雰囲
気に裏打ちされたものだという見解もある。
現在の教材用骨格標本はセラミックかプラスチック製だ。記者
の本職の養成校もそうであった。しかし、かつては本物の人骨
を用いたものが主であった。多くは学術用に献体されたものを
流用していたが、今現在献体の数も年々減少傾向にあり、少な
くなってきた。だが中には死体を買い取り、生石灰液で骨に付
着した肉や脂肪、神経などを溶かし、乾燥させて骨格標本とし
て売る業者もいたとの記事がある。その参考文献では最後にこ
う締めている。
「この怪談が生まれる背景には、そうした情報も関係あるのか
も知れない」
と……
記者 新堂
★信者募集!
カルトNo008 YUKIサマファンクラブ
代表:ぢょしこぉせいMたんさん
活動地区:神代市
私達は、YUKIサマを愛する者達が集まった集団です。私達の目
的は唯五つ!
1:YUKIサマは最高です。
2:YUKIサマが困っていたら助けます。
3:YUKIサマのCDデビューを目指します。
4:YUKIサマを崇め奉ります。
5:YUKIサマに世の男達を虜にしてもらいます。
今会員になればオフィシャル会員カード(限定版)をさしあげ
まっす!
あらぁ~また女子高生のぴっちぴち(死語?)した集団ですね。
でも、YUKIサマってどなたなんでしょう?有名なコスプレバンド
はYURAサマですものね……もしや、お友達とかマドンナ先生なん
でしょうか???
記者:藤守
(つづく)
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キーワードhttp://otjyuku.net/pon/faq.html
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みなさん、参加をお願いします!
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掲示板に書き込みをしよう!
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ご感想・お問い合わせはコチラのフォームからお願いします
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八百万の神々―日本の神霊たちのプロフィール 戸部 民夫
価格:¥ 1,995(定価:¥ 1,995)
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複数の著者が同一の世界設定や登場人物を共有して創作する作
品群となっています。
ですが、若干のルールはあります。
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ください。
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メールアドレス: kagura-info@r6.dion.ne.jp
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でも、もう生在る者とは相容れない存在となってしまった私
は、私の後に同じ思いを抱かれ、黄泉返ってしまった者達を引
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それが穢れた土地〈穢土(エド)〉だった……
穢土は当時未だ人の生きていける土地ではなかった。更に北
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