【作業療法塾】塾長の日常や医療に対する想い、文献の紹介をします。

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塾長の独り言トップ  > 2010年09月

2010年09月26日

第252回 恥をかけ、斜に構えるな

恥をかけ、斜に構えるな
■今日のフィードバック
今回のテーマにあげたのは、近頃の学生さんの非常に困った態度の事です。

タイトルを真逆にしたもの――

恥をかけない。斜に構えている。

これです。

どうです? アナタも思い当たるのではないですか?

いやいや、少し厳しい対応を取りましょうか。

この言い方でピンとこない感受性の低い、底辺の人たちに話を合わせましょうね。

アナタは、患者さん・利用者さんが作業や訓練、レクリエーションに乗ってこないことが多々ありませんか?

そして、その原因を患者さんや利用者さんのせいにしていませんか?

あぁ、違うと云うのでしょうね。

でも、そこで違うと言い切るのではなく、自分のせいだとしたらどういったことが原因なのだろう、と考えてみてください。


■重要なキーワード
うん、今回、かなり挑発的に話し始めました。

というのも、先にも云いましたが、感受性が低下しているというか、感じる事、考える事を諦めているのではないかと思い、ややネガティブな感情に訴えてみました。

ま、それはさておき、挑発はしましたが、事実でもあるんですよね。

学生さんに限らず、恥をかいて、馬鹿やって、患者さんや利用者さんの心をほぐしていこうという事が出来ないセラピストがいるのもまた事実。

ベテランナースや助手さんが患者さんにそういった対応をしているのを、勘違いセラピスト……いや、先生様セラピストかな――は、「テンション高いですねー」とか的外れなことを云ってしまう始末。

そんなセラピストがベテランナースや、助手さんからどういう目で見られているか知ってますか?

「仕事で役割だからやってんだよ。
本当はアンタの役割なんだから、
アンタが率先してやらないでどうするんだよ!」

です。

うん、きっと、そういったセラピストが実習した先では、バイザーも先生様だったんでしょうね。

それか、バイザーがやって見せているのにも関わらず、壁際でポカーン、だったのでしょうね。

学生さんって、自分の思い描いているセラピスト像と違っていることはするつもりもないのかな? とか思ってしまいます。

そもそも、現場のセラピストを見るのが実習ではじめてのはずなのに。

あぁ、患者さんやご家族の立場で見たときのセラピスト像はカウントしませんからね。

それこそ、先入観の塊なんですから。


■ノウハウをちょっと
おっと、かなり話題が愚痴……いや悪口かな――になっている気がします。

でも、もうここまできたら飾ってもしょうがない。

僕も斜に構えるのはやめにして、突き抜けてみましょうか。

セラピストにとって、物事を冷静に、客観的に見ることは確かに大切。

でも、それと斜に構えることには、天と地の開きがあります。

斜に構える、ということは、この場では「物事に正対しない」とか「人のいうことをまっすぐ受け止めない」ことを云います。

さぁ、それを冷静に分析してみましょうよ。

斜に構えているアナタならできるでしょう?
(と、この場合は「物事に十分身構えている」の意)

それに恥をかけない、ということを加えて考えてみますか。

恥をかく、ってこと怖いですよね。怖気づいてしまいますよね。で、そんな姿をあとからアレコレ噂されたくないし、いわれたくもない、見られたくもない。――つまり、本来リーダーシップを取るべき立場になりやすいセラピストが、自分自身の中にあるネガティブな感情から、本来の役割を行わず、他人に自分のそんな感情を見透かされるのを嫌い、冷静で客観的な仮面を無意識にかぶってしまっているんですよね。

もったいない。

セラピストの成長が望めないというもったいなさ&患者さんや利用者さんに対して申し訳ない。

実は無責任で怠惰な態度である、ということに気付かなければならないのかもしれませんね。


参考:財団法人 福岡県中小企業振興センター『社員ビジネス心得』
http://www.joho-fukuoka.or.jp/kakugen/html/shainkokoroe.html



「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士


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2010年09月21日

”起業療法士”を考えたことありますか?

 療法士.comさんのブログテーマで書いてみました。

 なんて云うか――

『療法士として起業を意識したことありますか?』と聞かれたら、『はい』と云うしかないでしょう。

 そもそも、この作業療法塾というホームページを開設したのだって、その一環ですし。

 あれは、経験2年目のことでした。

 もともと僕のいた病院は私立で、院長と看護部長の独特の感性で運営されており、金、金、金、金――と、そんな印象しか一般職員に与えない環境でした。
(一応、今の僕の視点からフォローすれば、理解できなくもない部分も多分にあるのですが、一般職員への啓蒙が下手だったんでしょうね)

 で、そこを辞めることになった時、医療に絶望しました。

 そんなにお金のことばかり気にしなければいけない今の医療不況の現実を打破できる手段はないだろうか!

 とか思いまして。

 だったら、医業収入以外の収入源を持つ企業運営型の病院をつくれないかな?

 と考えるようになったのです。

 今思えば、それが起業療法士を考えた最初かもしれません。

 まぁ、おかげで今の病院に入職して、マネジメントを勉強する機会を得られましたし、同時に医業収入以外の収入源を持つ病院という考え方についてこれる人材は稀少――というか、異端なんだな、と気付いてしまった部分もあったり。

 今、新しく病院を作ろうとするのは、かなり難しい現状がありますからね。

 なんていうか、厚生労働省の梯子外しばかりですからね。

 政策誘導型というか、選挙目的に点数が変えられたりしてますからねぇ。

 厚生労働省のくびきから放たれて、はじめて本当の医療が提供できるのではなかろうか、と思わないでもないです。


 あぁ、あと、他の考え方を以前の上司から聞いた事もありましたね。

 リハ部門の独立採算制を確立して、病院からリハ部門を独立させるとかなんとか。


 昔と、いい意味で状況の変化もあるようですからね。

 この先、起業プランを具体的に考えてみるのも面白いのかもしれませんね。

 問題は、作業療法(士)だけでは非常に困難であることが予想される事、かな?

 というより、勉強不足でイメージできない。

 起業するしないに関わらず、まずは情報収集だね。

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2010年09月19日

第251回 卵が先か鶏が先か

卵が先か鶏が先か
■今日のフィードバック
えぇ、卵が先か鶏が先かです。

相互関係のある複数の事象があり、ある片方が誕生するにはもう片方が既に無ければならない、という矛盾した状況を比喩的に表現したもの――という説明を見つけました。

まぁ、言葉だけをを見れば全くその通りの意味ですよね。

でも、これとよく似た言葉があったりするんです。

それが、目標が先か手段が先か。

「?」と思った方のためにもっとわかりやすくすると、

改善目標が先か治療プログラムが先か、みたいな。

さてさて、いったいどういう事なんでしょう?


■重要なキーワード
おそらく、学生さんや学生時代を思い浮かべると、心当たりがあるのではないでしょうか?

レクリエーションプログラム、突然振られた計画立案、レポートの作成、色々な場面が思い起こされますよね。

そう、ついつい手段が先に思いついてしまい、それに目的や目標を合わせようとしてしまう。

そんな拙い考え方に陥ってしまい、指摘された事があったことでしょう。

最初に話題に出した言葉は矛盾を表現するそれでしたが、この場面での意味は、本来順序通りに考えなければならない事であるのに、提供側が提供したい、やってみたいという個人的な考えのもとに手段を先に考えてしまい、目的や目標との整合性がつかなくなるの意、といったところです。

ね? 心当たりがあるでしょう?

これは患者さんへの治療提供に関わる部分よりも、自分の業務計画や、日常的なルーチンワークでもっと浮き彫りになることがあります。

個人的に閃いた手段をやってみたいが為に、よくよく相談や、目的・目標との整合性も確認せず行ってしまい、結果大きなミスや、時間のロスが発生してしまう、なんてことがあったはずです。

なので、目的・目標が先か手段が先かなのです。


■ノウハウをちょっと
手段の為には目的・目標を選ばないでは大問題な発言ですからね。

何かをするというときには、まずアイデアを沢山出すことは大切。

そして、沢山出したものの中から、一つ一つ評価して、もっとも目的や目標に合致している、有用なものを選択するべきなんですよね。

って、あれあれ?

この流れだと、手段が先に思いついているって事にもなってしまうなぁ。

ということは、うん、やっぱりこれも目的・目標が先か手段が先か、どっちとも言い切れない要素も含んでいるようですね。

ま、沢山の手段を知っているから選択できるんですけどね。

いずれにせよ、卵が先か鶏が先か、ひとつ悩んでみてくださいね。



「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士


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2010年09月14日

OTさんからも感想をいただきました!

学生の声 作業療法士 Aさん
臨床実習の評価内容は、学生さんにとっての将来、 あるいはその後の人生を左右するものとなります。 私たち作業療法士は、 その事実を体験を通して知っているのにも関わらず、 自分の行った指導に対して、多少振り返ってはみるものの、 継続して資料を残し、分析しようとはしません。 たとえば、同じ指導者から受けている指導が、 昨日と今日で少しずれているように感じたりするのは、 指導者が、自分の指導に対して関心が薄いためであると思うのです。 …と こんなことを本を読み終えてから、考えていました。 作業療法士は、臨床実習中に学生側の立場や目線に変えることを疎かにしがちですよね。 虎斗町さんの言葉のなかには、たくさんの「(カギカッコ)」が出てきますよね。 その部分で多くの学生さんが、ハッと気が付き、心動かされるのではないでしょうか!


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またまた感想が届きました!

学生の声 学生 Hさん
この本を読んでみて、実習で自分ができていなかったこと、意識していたことがほとんど書いてあり非常に勉強になりました。実習行く前に読んでいたらとは 思いましたが、問題に対する対策や態度・姿勢などは自分で考えるのも実習の一環なのではないかと思いました。私のバイザーが言っていた言葉なのですが、今 は学生の考える能力が落ちてきていると言っていました。そのため、自分の問題に気づくことができない場合や、解決策を考えることができなくなっているよう に思えます。私の同級生もそれが原因で何人か実習を途中であきらめてしまった人がいます。そのような人たちに、この本があればよかったなと思いました。虎 の巻は実習に行く前に読むことで心構えであったり、実際にどのように動けばいいかなどがある程度分かると思います。しかし私が感じたのは、実習で悩んでい るときに開いて、今の自分と照らし合わせることで、問題があった場合の解決の糸口になるのではないかと考えています。それによって、悩む時間を減らして睡 眠を1時間増やすことができるのではないかと思いました。


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2010年09月12日

第250回 精神について考える

精神について考える
■今日のフィードバック
はい、精神です。

精神といったから、すぐに精神科を思い浮かべたのではないですか?

まぁ、確かに僕はどちらかといえば精神科系のOTですからねぇ。

精神科のお話が展開される事を期待しちゃいますよね。

でも、僕は天邪鬼でもあります。

えぇ、もぉ、意地悪というより、根性悪です。

そんなストレートに話をするわけがない。

ということで、ここで話そうとしている精神とは、考え方や生き様としての精神です。

さて、アナタには、なんらかの精神というもの、ありますか?


■重要なキーワード

うん、なんというか、ここ最近、僕自身が考えてしまっている内容といえばそうです。

表現の仕方を変えながら繰り返しこの場で話題にし、考察を重ねているというか、思考のループにはまっている事でもあります。

ですので、今回は『何を大切に考えて行動するべきか』という方向で考えてみたいと思います。

タイトルにあげた精神という言葉そのものの意味なんですけどね。

なんというか、以前も話しましたが、僕ら医療に関わる人たちは、業務に追われてしまい、本来追いかけるはずの仕事を見失っているのではないでしょうか?

そもそも、僕らは何故医療の道に入ってきたのでしょう?

確かに、それは人それぞれの理由が存在していますし、それは自分以外の何者にも否定する権利のないものだと思います。

でも、ちょっと待ってください。

アナタは、それを今、思い出せましたか?

忘れてはいませんか?

心に余裕がなく、この世界に足を踏み入れた時の、期待に膨らんだ何かをどこかに置いてきていませんか?

青臭くたっていいじゃないですか。

大人の論理に合わなくたっていいじゃないですか。

だって、その時のアナタにはそれが真実であり、真理だった筈なんですから。


うん、少し熱くなってしまいました。


冷静に考えてみてください。

それは、諦めてしまったんですか?

自己実現したい何かだったはずですよね。

今、アナタがしていることは、本当に大切なことなのでしょうか?


■ノウハウをちょっと

うん、結局いいたいのは最近このことに集約されてきています。

小手先のことばかり追い求めていませんか?

ってね。

新しい物好き大いに結構。

でも、時代とともに変化していくものに合わせるだけが大切な事ではありませんもんね。

うん、少し表現が違った。

時代が変わっても、変化しない心のありようや気構え、理念、そういったものが大切なのではないかな……。

そう、思っています。



「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士


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2010年09月10日

学生さんから感想が届きました!

学生の声 学生 Uさん
この本のサブタイトルは「睡眠時間を一時間増やす方法」であるが、私としては「睡眠時間が短くても(実習が充実することで)気にならなく方法」であると思った。
人は「誰かを守りたい時に勇敢になり、自分を守る時に臆病になる。」というが、実習を無難に乗り越えようとするだけでは苦痛以外の何物でもなくなる。バイザーとの相性とか、雑用ばかりさせられるとか、そういう事に不満を感じる視野の狭さを突き抜けて、具体的目標を持ちつつ実習に立ち向かう心構えを、この本は熱く伝えていると思う。
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2010年09月05日

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第249回 動きに優雅さがない!

動きに優雅さがない!
■今日のフィードバック

いきなり何をいってるんだ! とか思われてしまったかもしれませんね。

動きに優雅さがない――別に言葉そのままに受け取っていただいてもいいのですが、でも実はそれだけではないんです。

テーマから早速離れてしまう発言をすれば、別に優雅でなくてもいいんです。

逆を言えば、だらしなくしてるな!

アナタ自身が、今、この瞬間に発信している情報がどんなものなのかを感じろ! ってことです。

え? よけいにわからなくなってきた?

いやいやいや、それじゃ拙いでしょう!

もっと、言葉を幅広く解釈してみてくださいよ。

色々なことに気付けるはずですよ。

考えてみてくださいね!


■重要なキーワード

さて、では動きといってしまったからには、外見的な話で。

僕らはセラピストです。そして、セラピストの生き方を目指す人たちです。

であれば、それぞれのセラピスト像があるかとは思います。

ですが、それはあくまで自分自身が描いているもの、あるいは見たことがあるセラピストの背中ということかと思います。

つまりは、セラピスト中心の考え方。

それでは足りないのではないかなぁ~と。

そう、相手となる患者さんや利用者さん、サービスを受ける全ての人、関わる全ての人たちにアナタ自身の姿はどう映っているのかを考えるべきでしょう。

格好をつけることに血道を上げることは出来るのに、セラピストとして格好のつかないことをしていませんか?

もっと具体的にいえば、姿勢の悪いセラピストに姿勢や身体のバランスについて講釈されても、説得力がないですよね。

だったら、アナタ自身の努力で変えられるものなら変えましょうよ。

もっと、アナタ自身のボディ・イメージに関心を持ってください。

一挙手一投足に気を配ってみてください。

そうやって、はじめて気付ける事があるはずですよ。


■ノウハウをちょっと

アナタは今、新米セラピストであったり、学生の立場かもしれません。

ですが、それをいっていられるのも今のうちだけです。

一年後、二年後、三年後を見てください。

果たして、今のままのアナタでいいのでしょうか?

更に五年後、十年後はどうです?

今の僕のように、後続の人たちに伝える役回りになっているはずです。

自分に自信がないから後続に伝える事ができない。

確かにそうかもしれませんが、それでは先にいった、自分中心、セラピスト中心という事と変わらないじゃないですか。

せめて、後続に見せたい背中をもつセラピストであったら、動きも自然と変わってくるはずですよ。

まぁ、優雅かどうかはわかりませんが♪


「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士


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2010年09月02日

実は、インストラクターやってます。

はい。
僕は、HNA法のインストラクターをやっています。
まだぺーぺーですが。

HNA法ってなんだ?と思う方がまだ多いかと思います。

ですが、セラピストこそ知っておくべき考え方と僕は思っています。
このHNA法は、僕の所属している動作介助研究会が提唱している考え方で、ヒューマンズ・ナチュラル・アクションの頭文字を取っています。
簡単に言ってしまえば、人の自然な動きを邪魔しない介助法ってことです。
ですが、これがまた深い。 全てに通じる考え方ですし、セミナーで行われる介助法の実技は、目からウロコものです。
月間ナーシングなどでも特集を組まれたりと、今までの介助者中心の介助法に一石を投じるものになっています。

うん、かなり手前味噌なのはわかっていますが、僕自身、最初に感じた想いが今も変わらず残っているんですよねぇ。

是非、動作介助研究会のホームページからお問い合わせくださいませ。

ちなみに、国際福祉機器展にも出展していますので、そちらで実演をご覧になってからでもいいかもしれませんよ~。

あぁ、あと、千葉県の作業療法士県士会の勉強会でも講演と実演を行いますので、千葉県の作業療法士の方はその際にでもいらしてくださいませ。

 

 

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本よみうり堂で紹介されました!

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なんだか、凄いことになってきているのかしらん……。

 

 

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