第247回 物事を分析する手段
物事を分析する手段
■今日のフィードバック
好むと好まざると、分析をするということは、医療に関わる全てのひとに不可欠なものとなっています。
ただ、残念ながら――今までそういった教育を受けてきている人と、そうではない人が混在するのもまた医療の業界でもあります。
特に現場に一番近い人たちにこそ分析する事が不可欠になっているはずなのですが、現場に一番近い人たちは物事を分析するという事を好みません。
逆に管理職や委員会、幹部になってくるほど日常的に分析を行っています。
ですが、それは業務で分析を行っているため、現場にその分析を落とし込むまで齟齬なり、温度差なりが生じてしまうのもまた事実。
本当は一緒のはずなんですけどね。
さてさて、なぜに現場に近くなるほど分析を好まないのでしょう?
■重要なキーワード
色々な理由はあるでしょうね。
まずは、時間がない、忙しい。
これは一番ナンセンスな理由ですね。理由にすらなっていないです。
時間は作るものであって、一見遠回りに見える分析を行ったほうが近い将来の隙間時間の発掘や潜在的なタイムロスの解消につながるというものです。
むしろ、そこよりも、分析をする土壌がないことであったり、分析を面倒なものと思っていたり、そもそも分析することに必要性を感じていない。
これって、分析をすることでの成功体験がないこともあるでしょうが、そもそも分析をするという教育を受けていないことが大きな問題点なんでしょうね。
なぜって、現場に一番近くて、様々な業務をかかえ、それを効率的にこなしていかなければならない立場の人は、助手さんやケアさん補助さんといわれる人たちですからね。
専門的な勉強をしてきた人たちが必ずしもいるわけではなく、また個人的な理由がより大きくなる人たちでもあります。
では、それは仕方ないのでしょうか?
■ノウハウをちょっと
実際にはそうも言っていられないのが現場なんですからね。
実際には、分析なんて言葉は使わずとも、現場の方々は工夫をしているはずなんですよね。
でも、それが的外れであったり、考える事が中途半端なままに始めてしまうから、後から何が良かったのか、また何が変わったのかがわからなくなってしまうんです。
それでは勿体ないんですよね。
それに、もっと勿体ないのが、そうやって工夫した内容が個人の中でおさまってしまい、他の人に伝達する機会が失われてしまうことなんです。
今回のテーマに手段という言葉を使ってしまいましたが、実際には手段ではなくそこにいたるためにまず何を考えなければならないのか、の話になってしまいました。
手段という部分に少しだけ触れるのなら、まずはその手段の足がかりになることを知る、ということから始めてみるのもいいかもしれませんね。
「作業療法塾塾長」虎斗町@黒衣の作業療法士
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