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第245回 ときにはうぬぼれも必要

ときにはうぬぼれも必要

■今日のフィードバック

自惚れ……断じて『じぼれ』ではないです。

うぬぼれ。

自分の能力を過信するとか、周囲からそんな技量はないと思われているのに知ったかぶりをしてみたり……。

まぁ、そんな意味ですよね。

でも、これが臨床実習中になると、さ~あ大変。

どんなにどんなにやってみても、ある意味ダメだしされてしまう……。

そんな心理に陥ってしまうことでしょう。

でも、だからこそ忘れてはいけない事なのかもしれません。

え? なんでかって?

それをすぐに訊いてしまう?

いえいえ、まずは少し自分で考えてみましょうよ。


■重要なキーワード

さて、何事かを考えてみましたか?

少しは何かを思っていてくれないと、コチラとしても話す甲斐がないってものです。

それはさておき、何故に自惚れることが必要なのでしょう?

あぁ、違った。ときには、必要なのでしょう?

うん、ただ単に自惚れているだけではダメなんですよね。

何故って、それでは自己評価できていないというだけですから。

先にあげたように、自分の能力を過信するとか、客観的な評価と主観的な評価のギャップって意味だけでこの言葉を使ってほしくないということですね。

僕らは作業療法士、または作業療法士のタマゴ。

療法士、セラピストなんですよ。

己を知る、なんて話はどのバイザーもしてくるでしょうし、学校の教官も言ってくる事でしょう。

何故、己を知らなければならないのか、は今回のテーマとは若干逸れますので、『自分を知らなければ人を相手にすることはできない』とだけ言っておくこととして――。

なので、自分を知ったそのうえで、ときには自惚れてみるのもいいでしょう。

そう、僕はいっているのです。


■ノウハウをちょっと

まだ、意味がワカラナイ?

だってそうでしょう?

なにも僕たちはダメダメ評価を繰り返していって、残った機能を活かすために治療をしているワケではないはずです。

その人の持っている現在の能力を最大限に活かすために援助するのが僕らのすべき事ですものね。

さあ、それらをふまえて、あなた自身に置き換えてみましょう!

客観的に自分を評価して、自分自身の現状把握が出来たら、そこに感情的な要素がどう含まれるのかを考えましょう。

そして、それらをポジティブなものとして、またネガティブなものとして五つずつ書き出してみてください。

どうです? 意外と出てこないものでしょう?

ですけど、ネガティブなぶぶんはあなた自身が生み出している不安なことであり、ポジティブな部分こそ期待や希望ではないでしょうか?

ネガティブにばかり考えていても物事進みません。

ときにはポジティブに、自分に惚れて、うぬぼれてやってみるのも必要なのではないでしょうか?


そう、あくまで『ときには』ね。



「作業療法塾塾長」齋藤 信


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