【作業療法塾】塾長の日常や医療に対する想い、文献の紹介をします。

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塾長の独り言トップ  > 2010年04月

2010年04月26日

昔話を知らない世代。

先日の新聞で読んだのですが、今の子供たちは昔話を知らないそうですね。

桃太郎と鬼退治に行った仲間は?

という質問であ がる三者は、なんと「おばあさん」と「きつつき」と――
極めつけが「アンパンマン」!

オイオイ、流石にそれは拙いでしょう。

ど うやら原因は親が昔話を語って聞かせるほど知らない事や、絵本を与えない(色々ありすぎて、昔話を与えない)こと。

そして、保育園や幼稚 園で行われるアレンジ劇の所為だとか。

登場人物を馴染のあるキャラクターに置き換えてしまっているそうです。

僕ら作業療 法士も演劇などを療法として用いたりします。

伝統的なところを知っている上でアレンジ劇をするならまだしも、よく知らずに思いつきでやっ てはいけないと思いましたね。

やれやれです。

2010年04月25日

第231号 待ってはいけない

待ってはいけない
■今日のフィードバック

何度もしている話で申し訳ないですが、三度思い返す機会がありました。

それが、待ってはいけないということです。

以前は、患者さんについての、待ってはいけないことを中心にお話しました。

ですが、今回はどちらかというと、その応用や延長――そんな言葉が当てはまるおはなしです。

どんなことかといえば、患者さんの情報を伝えることも、待ってはいけないんですね。

どんな些細なことでも――そう、今日の午前中にどんな内容で会話をしたのか、ということであってもです。たとえ、それが個別の会話のなかで解決したかに見えたことであっても。

さぁ、それを怠るとどうなってしまうのでしょう?

少し考えてみてくださいね。


■重要なキーワード

うん、この事態はですね、事実の断片でもいいから共有している人がいないと、責任が個別に降りかかって事態の収拾に難儀してしまう、ってことですね。

様々な問題が絡み合うことではありますが、患者さんと個別に話をしていて、相互理解が得られたと思っても、相手は自分とは別な個人なわけですから、若干の齟齬や、あるいは都合の良い解釈というものが発生する場合があります。

特に、患者さんには患者さんの心理があり、精神科にかかわらず、本当のことを治療者に言わないということがあります。

白衣をみると、緊張して言葉が出なくなることもあるでしょう。

以前あったことでは、患者さんが学生から物を貰ったと嘘をついて、事実確認のために学生さんに連絡を取ったりと大騒動になったことがあります。

まぁ、流石に例としては少々ぶっ飛んでますけどね。

とにかく都合よく解釈することもありえるので、どんな些細なことでも話をしておくことは必要です。


■ノウハウをちょっと

さぁ、今回のお話の根っこの部分は見えてきましたか?

そう、情報の伝達はまってはいけない。

根回しというか、あらかじめ「こんな話をしたから、何か反応があるかも」という一言でもいいから伝えておくことで、問題が大きくなることはないかもしれないんですね。

どうしても「後で伝えればいいか」とか、「別に大丈夫かな」とかいった安易で楽な選択をしがちです。僕自身もそうです。

でも、ここで一歩突っ込んでみることができるといいのでしょうね。


「作業療法塾塾長」齋藤 信



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2010年04月18日

第230回 作業療法士もドラッカーを読んでみた

作業療法士もドラッカーを読んでみた

■今日のフィードバック

基本的には流行りモノに手を出さない主義なんですが、直感が囁いたので入門編として雑誌で紹介されていたものをよんでみました。

すると――なるほど、納得する事ばかり。

セラピストの性ですね。

このテクニックはあの患者さんに使える! という発想と同じく、この至言はこの業務に活きる! とか思ってしまう内容ばかりでした。

えぇ、まぁ、一応、このメルマガは学生さんと新人さん向けに始めたこともありますので、そんな皆さんにいいかな~と思ったものを紹介しますね。


これはパナソニックの会長中村邦夫氏が肝に銘じている五つの言葉だそうです。

自己管理:勉強し自分を高める努力を怠るな
目標管理:自分の果たすべき貢献を考えよ
自己分析:自分の強みを伸ばせ
時間管理:最も重要なことから始めよ
情勢分析:「日に新た」、変わることを恐れるな


医療やOTに通じることですので、一緒に考えてみましょう。



■重要なキーワード

では、順番に僕が思ったことを含めてお話します。

自己管理:勉強し自分を高める努力を怠るな
もう、言わずもがな。OTの大好きな分野ですよね。自分の知識や技術を高める為に努力するのが生き甲斐になっている――と言っても言い過ぎではないですよね。でも、残念なのがその知識を自分のなかにおさめてしまうこと、ですかねぇ。あとは自分の専門分野に偏りがちということですね。僕が昔から言っている、作業療法士だからって作業療法の勉強だけしていればいいというわけではない、ってのと一緒かと思いました。

目標管理:自分の果たすべき貢献を考えよ
ドラッカーは「組織の存在理由は外の世界への貢献にある」といっています。病院はその土地に存在している事に社会的意義があると言われてきましたからね、どうしても受身に考える体質は抜けきらないところがありますよね。しかも、病院や施設の向かっている方向、目的をわすれて目の前の業務に追われてしまいますからね。真実顧客の役に立つ事、貢献が出来ているのかと疑問に思ってしまうこともあります。仕事の目的はどこにあって、自分の貢献すべきことは何なのか考えて欲しいといわれ、気の引き締まる思いをしました。

自己分析:自分の強みを伸ばせ
ドラッカーは「成果を上げる人になるには強みをのばせ」といっています。確かにそれは真理と思います。弱みを強みに変えるのには時間がかかります。それはリハビリを行う僕らだから特に感じる部分でもありますよね。そして、対象となる方の強みに重点を置いたアプローチをしていく――その通りですもんね。でも、それを自分に当てはめて考えてみると言うのが苦手なのもまた専門職の拙いところです。意外と自分の強みはおろか弱みにも気付いていない場合があるといいますからね。

時間管理:最も重要なことから始めよ
ドラッカーは「成果を上げるものは努めて時間を記録し管理し、まとまった時間をつくる」といっています。学生さんが二週目位までに提出をしなければならない課題に評価計画なんてものがあるかと思います。僕自身も苦手としていますが、時間を管理するということが如何に大切かが身に沁みています。学生さんなら特に限られた時間の中で最大限の学びを得たいところですし、臨床にでれば患者様は待ってくれません。毎度言われることでしょうが、物事には優先順位をつけて取り組みましょうね。

情勢分析:「日に新た」、変わることを恐れるな
ドラッカーは「古いものの計画的な廃棄こそ、新しいものを強力に進める唯一の方法」と言っています。ある意味、医療業界は毎年のようにめまぐるしく診療報酬が変化していますからね。恐れている暇は無い気もします。ですが、長年行ってきた業務の流れなどは捨てがたく、自分達の足かせになっていてもそれを変えることが出来ないという理由になっているともいえるのではないでしょうか。ホメオスタシスが働いてますよね。


■ノウハウをちょっと

色々書いてみましたが、僕が以前から言っていることに、通じる事ばかり。

今回、ドラッカーの言葉を読んで、僕自身思いを新たにした気持ちです。

先人が培った考えを知るには、本を読むのが一番。

そろそろまた楽しい読書の時間をつくりましょうかねぇ。

アナタは、今回のドラッカーの言葉から何を感じましたか?




「作業療法塾塾長」齋藤 信





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2010年04月11日

第229回 先回りすること

先回りすること


■今日のフィードバック

今日のお話は、先回りすること。

きっと、いつも先回りして仕事をしたいと思っているのではないでしょうか?

できるのものなら一歩先、二歩先を見て、自分で仕事を追いかけたいものです。

ですが、なかなかそうもいかないですよね。

特に実習中の学生さんは毎日の課題で追われていますからね。

学ぶ余裕を持ちたいところでしょう。

さてさて、どうしたら先回りしていくことができるのでしょうね。


■重要なキーワード

一つ簡単なことを言わせてもらえば、あらかじめ計画を立てて行動する、ということでしょうか。

当たり前といえば、当たり前。

でも、意外とそれが難しいんですよね。

だったら、さて、どう計画を立てていきましょう。

まぁ、アレです。

あまり難しく考えないでいきましょう。

たとえば、緊急性と重要度で優先順位を決める。

で、優先度の高いものからやっていく。

計画というともっと緻密なものを思い浮かべたかもしれませんか、そうでもないんですよ。


■ノウハウをちょっと

もう一つテクニックをお話すれば、一番大きなことを最初にやる、ってことですかね。

自分の現在のキャパシティがあるとすれば、先に小さなことを詰め込みすぎれば大きなことは出来ようはずがない。

でも、先に大きなことを詰めれば、その隙間でできる小さなことは行える。

そして、締め切りがあるならその日から逆算で考える。

そうしていくと、自然とやれることが増えていきますからね。

先回りもできるというものです。

まぁ、それでもできない事もあるんですけどね。


「作業療法塾塾長」齋藤 信



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2010年04月04日

第228回 実習の心得

実習の心得

■今日のフィードバック

とうとう、臨床実習が始まる時期になってきました。

初めての長期臨床実習を前に様々な不安に頭がいっぱいでしょう。

そして、どんな人と出会い、どんな新たな学びがあるのかと、期待もふくらんでいることかと思います。

って、どっちかといえば不安が大きい?

まぁ、ね、それは仕方ない。

だって、誰だって初めての体験は腰が引けるものですよ。

でも、引いたり、受身になってばかりでは、何の為に実習に行くのかがぼやけてしまいますよ。

しっかり、今回の実習でするべきことを確認して、そのうえで臨んでもらいたいと思っています。


■重要なキーワード

というのも、昨今の学生さんで、実習の成績というか、内容が芳しくない人達に共通しているのが、受身になっていることだからです。

まぁ、受身になってしまっている原因は様々ですが。

受身になってしまっている方は、いくら学校の――座学の成績がよくても、実習では常に自分から動いているテストの成績が微妙な方にのまれてしまいます。

せっかく色々知っているのに、中途半端なプライドが邪魔をして、バイザーに質問をしない。逆によく分かっていない人がわからないなりにバイザーを質問攻めにする。

すると、バイザーとしては質問してきてくれる人の方が、内容はさておき、学ぶ姿勢が積極的と評価してくれます。

いいじゃないですか、学生なんだから。

質問して許されるのは学生のうちなんですからね。


■ノウハウをちょっと

もう一つ別な視点で話をすれば、質問や疑問をぶつけてくる学生をとことん指摘し倒す。あるいは怒ってみせる。はたまた厳しい言葉をぶつけてみる。

そんなことをされる場合もあるでしょう。

それを、人格否定と取るか、指摘ととるかはアナタ次第です。

まぁ、実際、僕自身も最近まで、実習では人格否定されたと思っていたものです。

よくよく冷静に分析してみれば、あれは言われて当然。

ダメ学生だった自分自身が原因であることがほとんどでした。

まぁ、バイザーの常に苛々している感じや、威圧的な話し方、緊張感のありすぎるスタッフルームには学生にはどうしようもないものでしたけどね。そこにすんなり入り込める人ばかりではない、というものも視野に入れておくべきだったのでしょうね。

な~んて、今バイザーの立場にいるのでね。学生さんが話しやすい、質問しやすい雰囲気というものを僕は心がけています。

というのも、厳しいイメージを作っているバイザーが別にいるので、パーソナリティの役割分担が自然とスタッフ間で出来ている部分があるのもまた事実……。

うん、文章の方向性に乱れが生じてきましたね。

なんにしても、これから実習の始まる皆さん。

何を学び取り、何を今後に活かすのか――それはアナタ次第です。

頑張ってください!



「作業療法塾塾長」齋藤 信



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