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第203回 善いか悪いか

善いか悪いか


■今日のフィードバック

現場って、大変ですよね。色々な状況が後から後からやってくる。

それはとどまる事を知らず、増えこそすれ減る事がない。

とはいえ、一つ一つ的確に処理をしていけばどうにか落ち着いてはきます。

さて、そんななかでも、迷ってしまう事態が少なからずあります。

学生さんにしてみれば、なおさら迷ってしまうか、逆に何も考えず悪手を打ってしまうこともあるでしょう。

さぁ、少し考えてみましょう。

どうにも迷ってしまった事態はここ最近ありましたか?


■重要なキーワード

少しイメージしづらい内容の回かもしれませんが、精一杯ついてきてくださいね。

まず、ここでよく考えておかなければならないことは、目的と手段、でしょうか。その迷いを抱えている業務は、どんな目的のもとに行っているのでしょう? そして、どこにゆこうとしているのでしょう?

最終的な帰結点を見出す事も必要になります。

だって、それをする事でどんな結果となり、成果が得られるのかの目算がたっていないと、もっと迷ってしまいますからね。

あぁ~ちなみに、その目算が立っていないことで迷っている方は、今回のテーマとは若干イメージしている事が違うかもしれません。

というのも、まぁ、もっと具体的な例で話してしまえば、サービスを取るか収益を取るか、というような話になりますね。おそらく、この方がイメージしやすいのでしょう。

サービス、収益、アナタならどちらを取りますか?

うん、そうね、両方取れれば一番いいのですが、患者様や利用者様はもっと良質なサービスを求めており、運営側は収益を求めますよね。

医療だ福祉だといっても、これはもう企業体ですからビジネスモデルとしての視点を持っている人も必要になるのは事実――さすがにこのことについて眉をひそめるのは学生さんだけと思いたいところですけどね――です。

良いとこ取りできない状況は必ず出てきます。ですので最低限のことをしたうえで考えるべき視点というものがあります。

それが『善いか悪いか』です。

もっと言えば『儲かるか儲からないかではなく、善いか悪いか』です。


■ノウハウをちょっと

これは歴史を見ても明らかで、悪い事をしていれば必ず歪みがでてくるんです。

その時、無理して収益を得たとしても、その手段が悪手であれば、必ずばれますし、返還の対象になるということです。

そんな瀬戸際の判断が求められる事態になったときは、迷わず、選択してください。

そう、善いか悪いかで。

例にだしたのがお金のはなしだったので、その事だけに使える話しかのように聞こえてしまうでしょうが、そうではありません。

患者様や利用者様への対応もそうです。

掃除一つにしてもそうです。

モノの取り扱いだってそうです。

アナタが判断する事、行動する事、それら全てにあわせて考える事ができます。


さぁ、もう一度最初に思い浮かべてもらった直面した事態を思い出してください。

今なら、さっきよりも判断できるのではないでしょうか?


「作業療法塾塾長」齋藤 信

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