【作業療法塾】塾長の日常や医療に対する想い、文献の紹介をします。

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塾長の独り言トップ  > 2009年08月

2009年08月30日

第197回 みためは大事

みためは大事
■今日のフィードバック

アナタは、みためを気にしていますか?

そりゃぁ、身だしなみやお洒落に気をつけるのは当たり前。

以前話した内容がそのままです。

今回のお話は、そういう表面の話ではありません。

かといって、気持ちの持ちようという話しをメインにするつもりはありません。

さてさて、ではいったいどんな話か。

と、まぁ、その前に、アナタ自身のみためについて、いままでどう気遣っていたのかを振り返ってみてくださいね。


■重要なキーワード

確かに、みためを変えるためには気持ちが必要です。

ですが、それ以前にアナタ自身の何処が拙いのかを認識しなければなりませんよね。

まぁ、折角ですから、作業療法士的なみためというものを考えてみませんか?

作業療法士的……、姿勢とかボディイメージって思った方はなかなかいい線をいってます。

機能的な問題がない限り、リハビリのセラピストを名乗るのであれば自分のみため、というか立ち居振る舞い。更にいえば、アナタ自身の動作、そうするための筋、骨って話しになってきます。

そう、アナタ自身が周囲にどう見られているかを、自らの機能的なポイントから見ていこうというわけです。

だってそうでしょう?

よく考えてみてください。

姿勢の悪いセラピストに、身体バランスが云々と説明を受けたいと思いますか?

きちんと箸をもてない人に、利き手交換やら食事指導を受けたいと思いますか?

少なくとも、ガッカリしたり、呆れたりしますよね。


■ノウハウをちょっと

たしかに、全てを完璧に行うという事は難しい事です。

ですが、わかれば直せる事もありますし、OTとして、と考えたら如何なものでしょう?

今や、病院は選ばれる時代です。

こと治療という事に関しては、何処の病院でもほぼ同じ治療で、治るという成果が得られます。

あ、ちなみに勘違いしてはいけないのは、ここでいう治療や治るという対象は作業療法だけのことを言っているわけではないですからね。病院全体のサービスとして、の話しです。

話しを戻しまして……つまりは、何処に行っても同じ治療が受けられるなら、より自分に合った病院に行こうとするってことです。

さぁ、もうわかりましたよね。

アナタは、選ばれるセラピストであろうとしていますか?

アナタ自身の今のみための問題は何ですか?

それに対して、具体的にどんな対策を立て、実行するのか。

意外とやってないのではないですか?




「作業療法塾塾長」齋藤 信


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2009年08月23日

第196回 苦手な事にこそ活路がある

苦手な事にこそ活路がある

■今日のフィードバック

さて、今回のお話は、得手・不得手についてです。

アナタは実習という場に突然やってくることになり、戸惑いながらもどうにか乗り切ろうと試行錯誤する事と思います。

ですが、そうするうちに、ついつい自分の得意な方向で、あるいは自分の楽なやり方で、といった方がいいかもしれません。

そんな方向に流されてはいませんか?

別にこの事全てが悪いというお話ではないんですよ。

最初の一週間くらいは、まぁ、仕方ないでしょうね。

でも、その先になってくると色々拙い事態になってくると僕は思いますが。

さて、アナタは今の自分の対応や姿勢、やり方というものについてどう考えますか?


あ、もちろん実習生に限らず、バイザー諸氏も考えてみてくださいね。


■重要なキーワード

まぁ、当然といえば当然なのでしょうが、多くは自分の楽な流れをいつの間にか作り上げていたのではないでしょうか?

確かに、その方が疲れませんからね。そんな流れを好んでしまうのは今の段階では仕方ないとしましょう。

ですが、学生さんなら、特に実習生のみなさんならなおさら。

自らの窮地に陥ったときに、自分の得意なやり方、好むやり方のみでは対処できなくなる事が必ずきてしまいます。

そんな状況となれば、今まで培ってきたアナタの成功体験が一気に崩されてしまうでしょう。

また、これまでこのやり方で上手くいっていたのに、何故噛み合わないんだろう、という違和感を感じるかもしれません。

えぇ、もう、本当に自分の成功してきたやり方、ある意味サクセス・ストーリィがガラガラと音を立てて粉々になっていく感覚を味わうことでしょう。

そんな、今までのやり方、成功体験に基づいた考え、それらが否定され、身動きが取れなくなってしまったとき、アナタはどうしてしまうのでしょうね。

呆然とする? そんな暇はない!
パニックになる? 慌てても仕方ない!
怒りだす? その怒りを他人にむけちゃいけないよ!
泣く? ある意味、一番すっきりするかもね!

でも、こんな対処では、その場しのぎにすぎないでしょう。

では、どうするのか?


■ノウハウをちょっと

勘のいいかたはもうお気づきのことと思います。

そう、苦手としてきた事に目を向けるんです。

タイトルどおりですね。

ここでいう、【苦手】というものは、言い換えると【避けてきた事】ともいいます。

どういう事かといえば、そもそも苦手というものは自分の主観だったのではありませんか?

それとも、成功体験が足りなかった?

負の強化がされてしまったことだった?

そんなものだったのかもしれませんよね?

そして、なんとなく避けてきてしまった。

違いますか?

だとすれば、今までアナタの領域の外にはじき出されていたモノなわけですから、極限状態や身動きが取れない事態に陥ったときこそ、アナタの発想の外に活路をみつけようとするべきではないでしょうか?

意外と、苦手と思っていたことがただの食わず嫌いだった、なんてことになるかもしれません。

ヤバイ時には自分が苦手なものに目を向ける。

そうすれば、また一歩進化できるかもしれませんよ。


「作業療法塾塾長」齋藤 信

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2009年08月16日

第195回 伝統・風習は大切に

伝統・風習は大切に

■今日のフィードバック

お盆の時期ですね。

営業している病院、そうではない病院、色々あるかと思います。

でも、今回はそういう営業的は話ではなく、伝統や風習といったものです。

これもまた施設によるのですが、様々な土地から様々な人が集まっていますよね。

そういったなかで、ひとりひとりの利用者さんの生活が異なり、また育ってきた環境、身につけてきた風習が異なっている事にお気づきのはずです。

おそらく、いつもはあまり深く考えようとすることはないかと思います。

ですが、このお盆の時期です。

これを機会に少しばかり、身近な風習や伝統を気にしてみませんか?


■重要なキーワード

お盆お盆と連呼してしまいましたが、今や昔のお盆の風習を行えなくなっている事を知っていますか?

といっても、僕の地元の話ですが。

胡瓜馬と茄子牛を作って仏壇に飾るんですよね。

胡瓜の馬で少しでも早く家族のもとに帰ってきて、茄子の牛に乗ってゆらゆらゆっくりあの世に帰るそうです。

で、僕の地元ではそれを川に流していたのですが、最近は環境問題がどうとかで、今や流せなくなってしまったんですね。

しかも、それで流せなくなった馬と牛をどうするかというと、こっそり昔の人達に見つからないようにゴミ袋に入れて、収集車にお願いするという状況なんですよね。

少し、残念な話です。

同じように、こういった伝統的なものが仕事をするなかにもきっとあるはずです。

少し、思い当たる事はありませんか?


■ノウハウをちょっと

伝統・先輩から伝えられている事、言い方やカタチは変われど、思い当たったかと思います。

それを、業務の効率化や、リスクマネジメント、やり方が変わったからという理由で、やめてしまうのはどうなんでしょうね。

僕も医療の質や業務の効率化を推進する考えを持ってはいますが、残すべきものはまた別です。

そうなるに至った経緯や、その歴史までをも否定してしまう事になってしまいますからね。

逆に反発や疑問のようなしこりが残ってしまいます。

新しい事、正しい事、悪くはないんですが、昔からいる人達についても、思いを残してあげてくださいね。




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2009年08月10日

第194回 言葉を君に

言葉を君に

■今日のフィードバック

今回のお話は、言葉です。

というのも、先週で終了した学生さんから、最後にコメントが欲しいとまぁ、紙をもらったんですよ。

で、その場でその人に合ってるかな~という言葉をひねりだしたのですが、流石に三人分は疲れました。

まぁ、それはさて置き、ポイントはその人に合った言葉、ってところです。

絶対にコレだ! 間違いは無い! と言い切れるほどの言葉を書いたわけではありませんが、そこから何かを読み取ってもらえたらと思っています。

色々な意味をこめて書いたのですが、そういった意図というか、想いというものが乗っかった言葉というものは、いつも以上に意味を持つのかもしれないとも思ったんですね。

いつだかも書きましたが、言葉って、大切なんですよね。

特に僕なんかはセラピスト、プラスで物書きなものですから、自分が使う言葉に気を遣っているつもりです。いえ、気を遣っています。しかも、少しばかり矜持をもっております。

さぁ、ではここでアナタに質問です。

アナタは自分の言葉に誇りを持っていますか?


■重要なキーワード

誇り、といわれると少し戸惑ってしまいますよね。

でも、こういった物を書くだけではなく、話し言葉の方が身近ですし、誰もが無意識に使っているかと思います。

なので、あえてここで質問した次第です。

だって、言ったとおり無意識に言葉を使ってしまっているのではないかと思ったからです。

そういった時の言葉は、アナタ自身が思っているより、はるかに強力な意味と強さを持ってしまう場合があるからです。

意識しない言葉の暴力――とまで言っても良いかもしれませんね。

無意識なだけに、その傷は相手を深くえぐります。そして傷つけたことにすら気付かないこともあるでしょう。

なので、選んで言葉を使うとは、セラピストの、いや大人のたしなみだと僕は思っております。


■ノウハウをちょっと

とは言え、言葉を選ぶことに慣れない人は、思考が停止してしまったり、反応が遅れたり、相手の意図していることや、意味を解釈しようとして混乱してしまう事があるものまた事実です。

そういった不安がきっとアナタにあることと思います。

じゃぁ、どうするのか?

もう、これは言葉、というか語彙を増やすしかないでしょうね。

自分の中に蓄積された使えるボキャブラリーがどれだけあるかがポイントになるのでしょうからね。


はい、はい、増やし方まで話しましょうね。


それは、知らない言葉を聞いたら、意味を調べ、使かってみる。

で、相手の反応を見て使い続ける。

時には相手からフィードバックしてもらい、自分に合った言葉かどうか、大風呂やキャラに合わないなら使うのをやめる。

あるいは、自分の言葉に置き換える。


まぁ、僕は日常的にそんな事をしています。


あとは、本を年間10冊読む。年毎に5~10冊ずつ増やす。で、言葉に身体をなじませています。

ちなみに、今年は小説を課題図書にしたので、年間150冊が目標です。

現在、59冊でストップ中。

来年の1月までに100冊いかないかもな~。目標修正か?


なんてね。

僕の話になってしまいました。

兎に角、言葉を使うには言葉についてを知るべき、そう思いました。


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2009年08月02日

第193回 自己洞察してみる

自己洞察してみる

■今日のフィードバック

前半期の学生さん達のほとんどが実習終了の時期になりました。

この前半期を振り返って思ったことをお話しようかと思います。

いくつかあるのですが、一言でいってしまえば自己洞察が足りないと思いました。

なんというか、技術やテクニック的な部分、ノウハウを安直に求め、またそれに対する偏りが大きく、それを使う自分そのものが置き去りになっている気がしたのです。

確かに、テクニックは習得するべきです。
理論が伴えばなおいいでしょう。

ですが、使うべきアナタ自身の状態はどうですか?


■重要なキーワード

おそらく、実習に来るまでアナタは自分自身を知るために何かをするということはしてきていない事でしょう。

ですが、作業療法士になるなら、いやそれ以前に社会人として生きていこうとするなら、行っておくべきです。

何故って、アナタは今まで自分が好きな相手とだけ過ごしていればいいと思ってきたかもしれませんが、それでは駄目な世界に足を踏み入れたんです。

その覚悟が足りない!

足りないんですよ!


そもそも、アナタは何故作業療法士になろうとしているのですか?

その気持ちは、はじめの頃と変わりはありませんか?

アナタが今できる事とできない事はわかっていますか?

アナタは自分が周囲からどの様に見られているかわかっていますか?

今、アナタが取った行動にどんな意味があるのですか?


色々なことを考えなければなりません。

そして、改めて自分が作業療法士になるという気持ちを、意志をハッキリさせて欲しいのです。


■ノウハウをちょっと

何故そこまでするのか、それすらもアナタは疑問に思っていることでしょう。

ですが、実習だから言われた事はやらなければならない。

それでは、あまりにお粗末ですし、考えがなさすぎます。

これからアナタが生きていこうとしている世界は、アナタが自ら道を切り開いていかなければならないということに気付いてください。

臨床実習は、なにも学校のテストのように解答がハッキリしていることばかりではないのです。そして、そんな問題集では得られない、現場の現状と現実を知り、そのさきでアナタがセラピストとして生きていく為の何かを得るために臨床で実習をするんです。


実習の最終日になって後悔ばかりが頭をよぎる実習よりも、来年の今頃はセラピストになっている姿が見えてくるような実習にしてほしいものです。



色々書きましたが、まずは自分を知ることが大切です。

自分を知ったうえで、相手を評価できる人間になれたらいいですね。


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