CROSS-POINT(14)
「世界の成り立ち……世界生成の秘密がここにあるとでもいうのか?」
(僕は、まだ、そこまでは言っていないよ。でも、流石だね。ちょっとしたキーワードから様々なことに気づき、関連させる。やはり君はこの世界の住人だよ、ナイン。そしてそのほとばしる感情の持ち主であるトゥーもね)
ふん、と鼻を鳴らしてどっかとソファーに身を投げ出すトゥーを一瞥したが、僕の興味は世界そのものに向いていた。
自分の認知、認識、受け取り方によって世界の見え方や自分自身の生き方が変わってくるのは現実世界でも同じだ。だが、この世界はその部分が同じというかよ り高度に実現してしまう世界に思えてきた。そもそも、思っただけでそこに椅子があらわれた。触れても、座っても、それは確かに椅子だ。今、ここに存在す る。スリーが持っているミニ・パソコンにしてもそうだ。彼からミニ・パソコンのイメージを流し込まれたがためにそれがそこに存在するようになったんだ。よ く考えてみろ。僕はそもそも、パソコンという代物が何かと知っていたのだろうか?
(……)
あ、いや、スリー。別に沈黙を打ち込む必要はないだろうに……
(つづく)
アルファポリスの
『第二回ファンタジー小説大賞』
にエントリーしています。
応援クリックをお願いいたします!
ランキング参加中! 現在何位? 確認兼ねて、応援クリックよろしくお願いします!