「ふん、動じないのはたいしたものだなぁ、えぇ、おい。
ハッタリか? 内心は冷や汗ものか?
――まぁ、いい。要は俺の役に立つかどうかだけよ」
尊大に言い放つ男に少しばかりの羨望の念がわき起こるのを感じる。僕はおそらくこの男のようには生きられないことをしっているんだろうな――そう、思っていたことも手伝って、正直彼の抜き身の剣が向けられていることを気にとめていなかった。
(つづく)
アルファポリスの
『第二回ファンタジー小説大賞』
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