【八十神の舞】神々の舞う地、神代市を舞台につむがれる物語。

八十神の舞トップ  > 2009年03月

2009年03月31日

王道のエッセンス(11)【恋の行方、それは男装の王女が握ってる】

前回の変装と、恋する王子の複合です。

たぶん。

えぇ、そうです。
王子様は、何故か男装した王女様に惹かれてしまうという黄金パターンがあるのではないでしょうか?

無知な僕には、元ネタになった劇や逸話、神話があるとは思いつつも調べてはいませんが。
きっとあるんだろうな~

まぁ、それはさておき。
颯爽と現れて、自分のことを助けてくれる麗人。
何処から見ても、美しい男で、しかも王子を寄せ付けない棘を持っていたりする。
でも、そんな彼に助けられているうちに、また逆に助けたり、ふとしたときに見せる一抹の儚さや脆さ。
そんなものが弱い王子のくせに彼……彼女をほおっておけなくなるのだろう。
でも、彼が彼女であることは最後の最後まで、王子自身には伝わらないのもまた王道。
何故か、口のかたい仲間に知られ、彼が彼女になるのを陰ながら助けるのもまた然り。

ついでにいえば、この恋が成就させるなら、お互いが敵国同士だとまた面白そうだし、破綻するなら敵同士で本気で憎み愛し合う……

うん、ベタな展開こそ永遠の真理に思えてきた。

まぁ、いずれにせよこの恋愛が婚約になる時、でっかい伏線が引かれることになるんだろうねぇ~

面白くなってきた~

手前味噌だけど。

(つづく)

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2009年03月30日

王道のエッセンス(10)【王子様達は変装好き?】


水戸黄門や遠山の金さん、暴れん坊将軍。

真ん中の方、やや身分はひくいのですが、その自分の身分を隠すために変装せざるを得ない状況に陥ります。
以前に話したような追跡者をまくためであったり、なにがしかの陰謀に加担、あるいは陰謀から身を護るため、自分がもつ本来の地位や身分、血統や性別を隠さなければならないってのがその状況なのでしょうね。

ただ、中にはそれを楽しんでしまう人もいるかも知れませんね。

それはきっと、王家の逃れられない責任から、一時でも解放される、本来の自分ではない自分に慣れるときなのでしょうね……

この変装話、追加する王道展開で様々な広がりを魅せてくれることでしょう。

うん、楽しみになってきた。


(つづく)

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2009年03月28日

王道のエッセンス(9)【王子様達……真に神の子なり】

まぁ、アレです。
神様が存在してるんですよね、物語の中では。

しかも神の血統として主役級の王子様達は登場してしまうのだから困ったもんだ。

でも、やはりそれが神秘性につながり、彼等の魅力の一つとなっていくわけですからね。
その所為で世界が壊れたり、終わってしまっても文句が言えないですね。

でもまぁ、現実世界と違って、神は実在し、実際にその深淵なる力をふるってくれます。
祈りには祈りに応じた力を返してくれます。

また逆に、神が成すことは決まっている場合があるため、現実世界の神々と異なり、信仰や畏敬の対象となりこそすれ、盲信・狂信の類とは、若干趣が違うと思うわけです。

苦しいときの神頼みという風習すらないかも知れないんですよね。

ことさらに言を並べると、現実世界の宗教批判になりかねませんが、神が実在しないから、盲信・狂信するんじゃないかな~と。


うん、王道の話しなのかな?

まぁ、いいか。


(つづく)

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2009年03月24日

王道のエッセンス(8)【王子達は様々な出会いを体験する】

身分違いの恋でも若干触れていましたが、色々な人達との出会いがあります。

今まで悪い方向でばかり話題が進んでいただけに、出会いは光明になるのでしょうね。

手助けしてくれる者、追っ手、手助けしてくれる者の関係者、盗賊などの無関係な外敵。

色々です。

とは言え、出会いは何も人だけに限ったことではないと思います。

逃避行の途中で喰う物もとりあえずなくせに、世間知らずを発揮し拾った動物。
それは怪我していたのを助けたのかも知れませんけど。

また、亜人。
物語には付き物の人と動物の間の子なんてあるかもしれませんね。

そこに魔法隆盛な設定を組み込むなら、意思を持った魔法具なんてのもアリかもね。

しかも、この出会いというのが、神々(作家達)の悪戯とでも言うべき、運命の出会いにしてしまう……というか、せざるを得なくなってるんですね。

いわゆる主要キャラは冒頭でほぼ集合する、ってことですね。

ホント、神々ってのは困ったもんだ。

(つづく)

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2009年03月23日

王道のエッセンス(7) 【旅は突然に、目的地の正反対から始まる】

思いつきで書いてるので、言わば5回目の続きに当たります。

船に乗ったら沈没する。
それでも主人公級のキャラはしぶとく生き残り、何処かに流れ着きます。

その何処かが問題なんです。

国を追われて無理矢理船に乗ったわけですから、その航海、航路が危険であるのは自明。

危険と隣り合わせの海域ですから、漂着する土地もまた危険をはらんでいるのでしょう。

それは、敵地であったり、未開の土地であったり、過酷な辺境であったり……

兎に角、目的地とは似ても似つかぬ土地であることがポイントになってます。

ホント、神(作家)はキャラに過酷な運命を与えるものです。

まぁ、正反対の土地から始まるわけですから、自然とその時どうしなければならないかが彼等に突きつけられるんです。
この先、どのように成長して欲しいのか、彼等に何を学んでもらいたいのかがこの流された土地によって変わってくるのでしょうね。

国を追われる原因に近い理由にするのか、それとも壮大な物語の一端に触れさせるだけなのか、はたまた……

情報同士が如何に関連しているのかをそろそろ考えなきゃいけないのかな~

深い物語になっていきそうだ。

(つづく)

王道のエッセンス(6) 【王子様は身分違いの恋をする】

まぁ、まぁ~たベタな展開ですね。
前回のお話のような苦難の旅路には、決まってお節介な輩が近寄ってきます。
それすら運命的な出会いなんでしょうが、当然同じ身分の者が旅の一行に加わるのではなく、明らかに異なる者ですね。

例を出すなら、蛮族や傭兵、盗賊の類でしょうね。

そう、いわゆる価値観の違う相手って奴です。

出合った頃は、お互いが余りに違うことでの対立、感情的なぶつかり、相手の持つモノに対しての羨望、そして感心と受容。

そんなものが旅の中でちりばめられていくんですね。

そして、ちょっとだけ心理学を入れるなら、『吊り橋効果』なんかが有名でしょうか。

危険を感じるドキドキを恋愛のドキドキと錯覚するというアレです。

付け加えるなら、特殊な環境に置かれ、それを共に解決、達成しようとするときに、互いに認め合うことができていくのでしょうね。

でも、一番の問題は王子様や王女様が世間知らずの子供だということでしょうね。

まぁ、それも培ってきた生活環境のなせる業なのでしょうが。

対して、恋のお相手となる市井の民は、直面する様々な現実の中で生きています。

恋から醒めるのも王子様達より早いんですよね。

そこで王子様達が取る選択肢は……

・王族を捨て市井に入り恋に生きる。
・王族の義務を果たすべく恋を諦める。
・王族の特権を使い、相手を身近に置く。

まぁ、この三つが中心となって、派生が生じるのでしょうね。

おそらく、コレを読んでるアナタなら、三つそれぞれの王道パターンが思い浮かんだことでしょう。

いずれにせよ、権力を持った世間知らずが身分違いの恋をすると手ひどい火傷どころか、国を巻き込んでの大火事になることでしょう。


(つづく)

王道のエッセンス(5)【王子様は船に乗ってはいけない】

苦難の旅路が始まった王子様達。

いや、正確にはこの時点では苦難足り得ず、都合良く助けてくれる人々のおかげで、最初の目的地……おそらく親類縁者の嫁ぎ先の国に保護を願うのでしょうな。

でも、それすらもこれからの波瀾万丈伝の始まりでしかないんですよね。

だって、陸路なら王子様達はさらわれ、海路なら船が沈没しますから。

ま~さ~に、王道。

一般人や現実世界なら、親類縁者のところまではすんなり行けるけど、あからさまに嫌な顔をされて、酷けりゃ門前払いってフラグですよね。

でも、物語の神様は酷くマゾっ気があるというか、すんなりたどり着かせてはくれないんですよね。

一般人なら帰らぬ人になる事態でも、必ず生きているあたりは、まさしく神(作家)の寵愛を受けた子供(キャラ)達って事なんですよね。

さぁ~今度は何処の高貴な人が船を沈没させるのやら。

(つづく)

王道のエッセンス(4) 【可愛い王子に旅をさせろ】

前回は只人となった王子様のお話。
今回はその先です。

主人公級の王子様や王女様、さすがにその程度では負けませんね。
まぁ、その辺が王族たる義務のようなモノなんでしょうね。
今時の官僚や政治家の様に既得権益をむさぼるだけでは市井の者達がついてこない事を良く知っているのでしょうね。

どんな理由であれ、国を追われた王子様や王女様は真に国民の為に国を取り戻そうとします。

その姿はきっと読み手にまぶしく映り、よっぽどの嫌われ者でない限り、共感と応援したくなる気持ちが抱けるのでしょうね。

でもここでよく考えてみましょう。

何故国を追われなければならなかったのか?


そこには色々な要素が絡み合うはずです。

・悪い大臣が国を乗っ取った?
・他の国が攻めてきた?
・国内で大きな事件があった?
・特別な力が影響した?

まぁ、色々です。

でも、その結果として旅するを余儀なくされ、その課程で王子様・王女様が成長するって事は、極端な物言いをすれば、彼らを成長させるためなんですよね。

え?
何を言ってるかワカラナイ?

つまりですね、ここで神(書き手)や傍観者(読み手)が期待し、その様にさせた真の理由は、固定化されつつある自分の現状を憂い、キャラクターの変化していく様を見たい気持ちが強いのだろうな~と思うわけです。

でも、それだけなら何も王子様達である必要はないのですが、前回言った非日常キャラという要素が更にその気持ちを盛り上げていると言うことと思ってください。

まぁ、兎に角その所為で苦難の旅が始まるのでした。

(つづく)

王道のエッセンス(3)【王子様国を追われりゃ只の人】

さぁ、王子様・王女様ネタの続きです。

主人公級の王子様達は、何故か物語の初期、あるいは物語のきっかけとして、国を追われます。

何でだ? って、理由を考えるまでもなくさっき言ったとおり、物語のきっかけなんでしょうね。

主役が苦労しなきゃ冒険も苦難の旅にもならないからなんでしょうね。

そもそも、読者としても、スーパーヒーローやウルトラマン、仮面ライダーが常に悪を倒し続けているだけでは面白くないんでしょうね。

共感が持てない、身近ではないキャラクターが出来上がってしまうんでしょうね。

そこで加わる要素が『成長』

王子様達の話しに戻すと、王子様達が自分の兵隊に守られ続けているうちは物語が始まらないだけではなく、読者にとって非日常である物語の中でも、不可侵の非日常キャラである王子様達。彼らを読者達のイメージしやすい領域に下って頂かねばならないというわけです。

不可侵の状態だと完璧な王族キャラで終わるのでしょうが、下ってしまえば此方のモノ。
地方の農村から出世の夢を見て出てくる純真無垢な若者と何ら変わりのない、無知で一人で生きていけず、様々な経験から成長することを余儀なくされる存在になるんですね。

なので、可愛い子には旅をさせろの言葉通り、生意気で威張り散らした王子様には苦杯を舐めていただき、国から追い出されてしまうんですね~


うん、話しをしていて本当に王道なのか若干怪しくなってきた気がします。

まだ王子ネタで続けます。

(つづく)

王道のエッセンス(2)【あぁ、麗しの王子様・王女様】

新シリーズの二回目です。

王道……

そう、王道中の王道からいきますか。

王子様や王女様が必ず登場しますよね。

まぁ、舞台となるのが、いわゆる中世ヨーロッパ風なのだから仕方ない。

でも、本当にそれだけ?
(というか、仕方ないと言ってしまえば話しが終わっちゃうんで、無理矢理続けます)
理由はもっと他にあるんでしょうね。

前回、王道を安心できる展開、先読みができてしまうけど期待を裏切らない、と言ったかと思います。

え? 言ってない? あれ? じゃぁ、今言ったので勘弁して。

まぁ、兎に角、僕としては王道をその様に感じている側面があります。

さぁ、そうしたときに、王子様・王女様がどう関わってくるのか、と言う話しですが、何も王子・王女だけではなく、広く考えてみれば【身分の違う存在】しかも【大きくかけ離れたそれ】が登場するんですよね。

そこで僕は考えた。

身分違いの存在が登場する、しかもそんな貴人麗人に関わるのは何故か【一般人】。

置き換えてみると、【一般人】こそ【読み手である僕ら】なのではないかな~と。

つまり、現実世界では関わり合うことがまずないですよね。
でも、事は物語の中で語られるのです。
そこに一般人たる僕らが満たされる何かが存在することで、この王道が今まで用いられてきたのではないかな~と。

貴人麗人たる存在と、自分の分身が身分違いの関わりをすることで、現実世界で満たされない、遠い存在を身近に感じる事ができるのではないかな~と。

それこそ、別な意味での安心を読み手に提供できるのでしょうね。


と、まぁ、そんなことを考えてたんです。


また、そろそろタイムリミット!

王子様・王女様ネタはつづきます。

(つづく)

王道のエッセンス(1)【プロローグ】

うん、まぁ、新しいタイトルで日記をつけようかと思いました。

まずは近況からなのですが、ここずっとオフラインにしていました。
その理由は、【グイン・サーガ】です。

僕とほぼ同じ年齢の長編小説、現在正伝で128巻? 外伝が16巻? 公式ガイドブックが2巻? という魔物に手を出してしまったからです。

ようやく10巻を読み終えましたよ、えぇ。

そこで思ったことが、【王道】。

この王道というキーワードなんです。

もともと日本のファンタジーは渡来の……文学というより口伝や昔語りのような……物語で、今のようにネットで世界が繋がり、さながら集合的無意識の具現化された時代ではないその時に、まことしやかなモノとして現れたんですよね。

そして、多くの小説やマンガ、ゲームに影響を与えたんですよね。

グイン・サーガを読むとよくわかります。

今ではその方向性を失ったかに見える、ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー。
世界観で魅せるロマンシング・サガ。

まぁ、他にもあるのでしょうが、そういった和製ファンタジーゲームに色濃く受け継がれていたと感じたのです。

特にグイン・サーガとロマンシング・サガの共通点が余りに多い。

でも、その多さがかえって、それ【パクリ】とかいう行間の表現が足りなすぎる言葉で表現すべきではないものと思いました。

なので、【王道】。

誰もが懐かしみ、安心する、王道の物語について考えてみたくなったのです。

これから、あるあるな話しを分析したり、それを元に物語を作って見るのもまた一興と思い、重い腰ならぬ、遅い筆を走らせる事にしました。

ジャンルの垣根無く、広くご意見がいただきたいですね。

とりあえずは、三日坊主にならないよう、21日続けて書いてみますよ。


(つづく)


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