【八十神の舞】神々の舞う地、神代市を舞台につむがれる物語。

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萩姫と磐梯熱海温泉

昔むかし南北朝時代の頃、京の都の円山に萩姫という姫がおったんじゃと。
美しい姫じゃったが、あるとき病をわずらい、どんな名医に見せてもなかなか治らなかった。
姫の世話をしていた雪枝という下女が姫のためを思い、神様に祈り、二一日間の断食をしたところ、神様のお告げがあった。
「都より東北の方、五〇〇の川を渡り行けば温かいお湯の出るところがある」とのことじゃった。
萩姫と雪枝は、はるばる京の都五〇〇番目の川をさがしあて、ついたところが磐梯熱海の温泉であった。
姫の病はめでたく全快し
「神様のご慈悲と雪枝の真心によってこんな貴いお湯を見つけることが出来た」
と深く感謝し、この地に来ていた北畠顕家とともに都に帰っていった。
下女の雪枝は磐梯熱海温泉にその後もとどまり不動尊を護って暮らしておったと伝えられておるんじゃよ。

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