【八十神の舞】神々の舞う地、神代市を舞台につむがれる物語。

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馬面

喜久田の磐越西線の踏み切り近くに馬面という所があるんじゃが、昔この地を小柄な旅のお坊様が通りがかったんじゃ。
ちょうど昼飯時にんっておりお坊様は一軒の農家に立ち寄られた。
その家には大変けちな夫婦が住んでおった。
お坊様は囲炉裏で煮ていた芋を食べさせてくれと頼んだのだがけちんぼ夫婦は芋を坊様にたべさせるのが惜しくて
「これは馬にやるものだから、これを食べると馬になる」
と言って、断った。
お坊様が去った後、この芋を食べた夫婦は顔がのびて馬面になってしまった。
それからこの地を馬面と呼ぶようになったと伝えられているんじゃよ。
その旅のお坊様は弘法大師様というえらいお坊様だったんだとさ。
人には親切にするもんだっていう話だよ。



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